8月のFlyFishing
音別海岸のアメマス釣り・・7月30日 先々週くらいから海岸でのアメマスの釣果が囁かれだして、先週にはRDHのHiroshi氏が道東海岸での釣行をサイトでアップ。これを見てしまっては、行くしかないと自身の休暇をこの釣りに当てた。当初はさらに東の釣場へのチャレンジを計画していたのだが、この海域のアメマスの魚体が素晴らしいとの話は、意志薄弱な釣師の心を大いにくすぐったのだ。 早朝5時とりあえずは手探りながら音別河口海岸の砂浜に立った。すでに河口付近は多くの釣り人がロッドを振っていた。私はそこから少しはなれた場所に立った。
波は1mほど岸際がほれているので、かなり大きな印象がある。使用したラインはスカンジナビアンヘッドで先端はタイプ3のシンキングライン。フライは真っ赤なストリーマーの6番。キャスト後にすぐにリトリーブを始める。ストロークはかなりゆっくりめで、波間を漂わすようにする。これはカラフト狙いの基本なのだ。実を言えばアメマス狙いで入ったこの海岸で最初に見たジャンプはカラフト鱒だったのだ。 キャストをしては数歩移動してまたキャストを繰り返す。10分後くらいに最初のあたりがきた。かなり明確なガツンと言うあたり。これはアメマスだろうと思う。しかしすぐにばれた。食いが浅いのか、波でもまれてテンションがかからなかったからなのか、その両方なのかもしれない。連日たくさんの釣師がココを攻めているのだから、海アメといえども相当慣れてきているだろう。
二回目のあたりもかなり明確で、こいつは大きくロッドを煽ってフッキングさせた。岸際で大きな飛翔が上がってきれいな赤い尾鰭が見えた。これもアメマスだ。波うち際をグイグイ疾走する。このとき大きな波でも来るとそれに乗せてランディングへと繋がってゆくのだが、この海岸の引き波は段差へへ落ちるような独特の動きをする。この時にばれる事が多い。はやり今回もフッと軽くなったロッドを尻目に、砂浜を多きなアメマスが海へと戻っていった。 ランディングできたのは3本目のあたりだった。このサイズはそれほど大きくなかったので少し強引に引き寄せて砂浜を走りながらランディング。フライの場合は鱒が砂浜へ上がったらラインではなくて自分が上手へ歩いて引き寄せるのほうがランディングしやすい。40cmクラスのアメマスなのだが、体高もあっていかにも海の鱒と言う印象だ。
その後は岸際で頻繁にライズがあって、これはアメマスなのか、アメマスが追いかけている小魚なのかは判らないが、その周辺にキャストしてリトリーブすればガツンと当たる。が波にもまれてフックオフが頻発。ストレスを感じるようになったので手前は棄てて沖目へとキャストして、沖合いにいるであろう大きなアメマスとカラフト鱒を狙った。 沖合いの場合は入っている濁りとクリアーな部分の際に付いていることが多いとRDHのHiroshiさんからアドバイスを得ているので、その付近を狙う。そしてこのアドバイスは的確で程なく大きなアメマスをヒット。ラインも出ているし沖目という事で非常に楽しいファイトだった。1mの波間に入って来るまでにラインを巻き取ってのリールファイト。時折見せるジャンプはカラフトかと思うくらいだ。波の寄せるタイミングを見計らって砂浜へ引き上げた。なかなかこの砂浜できれいな写真を取るのは難しいしサイズを測ったりするのも鱒のダメージを考えるとやりにくい。手計測ながら大きく伸ばして3つちょっと。60アップは間違いが無いところだし、太い体高が素晴らしい。
リリースをして沖を見るとカラフトがジャンプしている。今日も良い釣りができているなぁと感じた。
しかしこの釣にも波があって、鱒がいなくなれば釣にはならない。12時にはすっかりその気配も無くなり海波も高くなって風が暴れだしてきた。携帯で連絡があったまあきちさんがこちらへ向かっているということもあって河口へと移動することにした。 今年の音別川インレットは正面に河口があって、左半分は狭くなっている。水は満水で濁りは入っていなかった。6番ロッドをつないで準備を始めた。ライズはあるがどうやらカラフトらしい。釣り人は5名ほどでルアー釣師だ。異様に長いロッドを振っているのは海で釣りをしていたからだろう。
狭くなった部分から砂浜へ渡って釣り始めた。ツーハンドリトリーブですぐに1本がヒットした。サイズは50くらいで強かった。岸に寄せてフックを外しリリースした。ライズ狙いでキャストを繰り返すが、散発ヒットするだけで後が続かない。どうやらアメマスの魚影が濃いという訳ではなさそうだ。岸際に大きなライズがあった。阿寒湖で活躍したオリーブのキールストリーマーをキャストしてダブルハンドリトリーブ、意外にもすぐに食いついた。ロッドを立てると、鱒は下へ潜ろうとした。この時点では大き目のアメマスくらいにしか思わなかったが、いきなり河口へ向けて走り出した。ラインがどんどん出てゆく。ランニングラインが出てゆく。どうやらこれはカラフト鱒のようだ。 何分か経過しても鱒は寄りそうも無かった。諦めてラインを巻き込んだリールのドラグを少し占めて対応することにした。また数分経過したときに携帯が鳴った。まあきちさんが来たようだ。それから数分、鱒はようやくロッドワークに従うようになった。浅場のランディングしやすい位置へと誘導した時には鱒は横たわって大きく呼吸をしていた。海から引き上げてきたルアー釣師が「大きなカラフト鱒ですよ」と言った。メジャーで計測していただくと66もしくは67cmと言うところだという。何とも今年初のカラフトは河口の釣りだったとは、少しさびしい気もする。鱒の体をホールドして沖へ向けると、緩々と深場へと戻っていった。
それからは延々とまあきちさんとの座談会となった。途中からは北見から来ていた釣師も加わって、あぁでもない、こうでもないと、話は無限に続いてゆく。適度なころあいで昼食へと移動した。 まあきちさんと別れて、音別へ戻ったのは4時くらい。再び海へ戻ると、波は相変わらず高いが風は幾分緩んでいた。再び夕方の釣りを開始した。釣場には人影はなかった。
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