7月のFlyFishing
夏の釣 阿寒湖のストリーマーフィッシング 昨晩はとても寒くて、道中ず〜とヒーターをかけていた。そのせいか、車中での宿泊は暖かくて快適だったが、用足しに出た車外は身が引き締まるような寒さだった。 原野の駐車場には車はない。小雨の中だったが小鳥のさえずりが爽やかで気持ちよかった。準備をしていても気になるのは今後の天気。すでに昨日の天気予報は外れているのだから、これからの予測は難しい。長袖の薄手のフリースを着込んだ。デジカメを首から提げることが多いので今年はベストを多用しているが、今日は少し重く感じる。期待感が詰まったモンカゲのフライボックスがことのほか重いのかもしれない(笑) 湖岸をじっくり観察すると、風向きはガレ場、雄阿寒方向から結構な強さで吹いている。湾には波はないが大島との中間は波立っている。ライズはその切れ目に1個見えた。岸際にはワカサギの姿は見えない。今年の特徴で、釣れる場所には必ずワカサギが群れている。毎年なのだが阿寒湖の食性は年中ワカサギがメインなのは間違いがない。しかしその時々の「旬」とでも言うのか捕食しやすいものを捕食する傾向は強く、それがモンカゲでありミッジと言うことになる。 今シーズンはある理由によってワカサギが捕食の最右翼。常にワカサギを模したパターンが釣果を上げている。したがって湖岸にそれらの姿がない場合、そこでの釣果は期待できない、と考えられる。
結局ライズはあっても散発のもの、キャストしてもヒットには至らなかった。5時過ぎにフィッシングランドへ向かった。今日の渡船先はヤイタイ島か大島か考えているが、風向きを考えると大島に分がありそうだった。 6時大島着。今年は中央の湾が僕の好きなポイントだ。なぜなら風裏といえども向かい風が入ってくるほうが鱒は寄りやすいし、南の岬にはない急深なかけあがりがそこにあるからだ。鱒はこのかけ上がりを回遊していると思われる。数は少なくても必ず回遊する個体がいる。そのことを頭に描いてタイミングを計って釣りをしていると、間違いなく釣にはなる。これは何も阿寒湖に限ったことではない。鱒が生息しているところであれば、同じ見方や考え方が出来る。 岩盤質で大きな岩の多いかけ上がりは、カウントダウン、つまりフライを泳がせる層に気を使う。ココの湾の場合雄阿寒の東側狙いではSHタイプ2ユニフォームシンクで沈めたときにカウントダウン20では手前側5mほどで根がかる。15くらいがちょうど良いのだが、これでは層が浅すぎて、ヒットは鱒がいたときに限定される。ちょうど良いのはカウントダウン20からリトリーブしてきて10m付近でロッドを上げてフライを底から剥して中層を引くようにする。そして以外にもこのアクション中にヒットすることが多い。鱒はかなり長い距離を追いかけてきてかけ上がり付近でヒットすることが多いようだ。もちろん活性の良い場合は、カウント20後2度くらいのリトリーブでヒットすることが多い。 今回も同じようなチャレンジ後に5本のアメマスをキャッチし、3本のアメマスをばらした。最大は49cmだったが、これはこのシーズン特有で強いアメマス。何度も書くがこの時期の阿寒湖アメマスは本当に強い。もちろん10番のロッドで釣って強いとは感じないかもしれないが、6番から8番でのトライでは間違いなく海アメと変わらないファイトをする。多くはないが、こういうレベルのファイトを楽しめる川や湖はそう多くはない。これは豊富なベイトが有ってのことだろうと思う。予断だが、3月後半からの後志利別川のさけ稚魚を飽食しているアメマスが私の中ではナンバーワンであることは間違いがない。ココのアメマスは10番ロッドでも十分楽しめる。6番では相当の時間が必要だ。
阿寒湖は鱒の豊富さから遠投が有利とは限らない釣場が多く、狙うポイントをしっかり定めていれば、この強いファイトが楽しめるのだから、やめられない。1500円の遊漁券と渡船費用3000円。これを高いと考える釣り人は多いだろう。しかしいくら近くの釣場だって1日釣りをして30cm1本で自分を満足させるほど人間が出来ているわけじゃない僕は決してこの費用が高いとは感じない。いつでも爆釣を予感させるシュチュエーションがここにはあるからだ。釣れないのはタイミングとよく言うが、この釣場はそんなにいい加減なものではない。鱒が回遊するポイントは必ずあって、幾ら釣れない時でも、鱒は回遊してくるわけだ。ましてやそこは日頃から釣り人が来ていて、プレッシャーもある。これは釣る技術の問題であるのかもしれない。だから僕は嵌ってしまうのだ。貪欲に釣れる技術を身に着けたいと何時も思っている。 そしてこれからの阿寒湖は春産卵のワカサギの新子が溢れるように岸寄りする。この新子を奪うように食い漁るアメマスや虹鱒が岸寄りしてくる。決して群で追い込むわけではから、アメマスの数は多くはない。釣るのも簡単ではないだろう。しかしこのアメマスも間違いなく強く、良いファイトをするだろう。これを放っておく手はない。岸際をしっかり攻めてよい釣をしたいものだ。 岸際を逃げまどう新子が起こすさざ波と追いかけるアメマスのボイル。考えただけでもワクワクするね。僕は3月後半の利別川のさけ稚魚を追いかけるアメマスの姿を思い出している。
大島では石楠花も見ごろを迎えようとしている
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