6月のFlyFishing

06月30日 FlyFishing in Lake Akan・・summer issue

Today'sFishingData

 

使用ロッド: K-bullet 12.6f 6-4P/OrvisPM108.6F 6-4P
   
   
使用ライン: ST9T2&WF6ShortHeadSpy/WF6F
リーダーティペット: 12f 3X /4X
フライ: BHOM 8# /BHOM 8#/キールストリーマー

阿寒湖 夏の釣

頭で思い描いた釣が現実のものとなる確立はきっと10%以下なのではないかな。良く言われる言葉だけれど「野球の打率3割」ってやっぱりすごいことだよね。努力の積み重ねと1%くらいの才能が融合して生まれる打率3割。もちろん相手のピッチャーだって努力と才能溢れる人間なのだから、そう簡単な仕事じゃないさ。

釣場へ行くときに車の中で考えることって、なんだろう?釣ってやるぞーってことだろうか。どのポイントへ入ろうかなぁってことだろうか。天気がよいかなぁ?だろうか。70アップを釣りたいなぁってことだろうか。それとも、道中の鹿に中止なきゃなぁってことだろうか。僕は明日の釣を考えることはないんだよなぁ。本当に現実的な波や風のことだけなんだよね。釣れるとか釣れないとかは考えたこともない。だって釣りへ行くことだけで十分満足しているのだから・・・・なんていうことはない(笑)釣へ行くことだけで満足できるほど人間も釣りも出来てはいない。ただし釣れない事を考えることなど一度もない。常に爆釣だけを考えているからね(笑)

今回はムラさんが相棒で・・と言うよりもムラさんに連れて行ってもらう身、しっかり釣れるガイドをしなくてはならんなぁ、と気合を入れていたのだが、到着30分前には気絶してしまったようだ。早寝を身上とする年寄りには深夜の走行は厳しいものがある。

阿寒湖は小雨だった。東からの風で湖面は少しだけ波立っている。予報では北東の風、つまりは忠類湾から吹いてくる風だ。この風に鱒が乗っていてくれるとうれしいのだが。阿寒湖のフィッシングランドでスタッフの方に状況を聞きながら渡船先を探した。が大島にしてもあまり状況が良くないとのこと。ましてや北岸はこの数日誰も入っていないと言うことだった。風の状況を考えるとヤイタイ崎やイシカラは問題なく釣ができそうだ、と言うことでほぼ「博打」とも思える崎のイシカラへ向かった。

到着した崎のイシカラは葦も育って、モンカゲがハッチしてもおかしくないような状況だったが、本当に数えるくらいのハッチがあるだけで、岸際にはワカサギの姿も見えない。これはかなり厳しい状況と言えるだろう。ともかくシンキングラインでワカサギをベイトとした釣を始めた。ムラさんと二手に分かれて葦際、沖のブレイクラインを攻めるが反応は全くない。観光船が出だして波が出てきたのでフローティングでニンフを流しても結果は同じだった。すでに3時間を経過しているが二人共に反応もない。8時過ぎてツバメの飛来が増えだした。僕はヤイタイ崎のほうへ歩きながら釣を続けた。ヤイタイ崎へついてもライズは見つけられない。しかし向のヤイタイ島の上空にはものすごい数のツバメ舞っていた。

ヤイタイ崎から戻ってムラさんに移動を提案しフィッシングランドへ電話を入れた。大島へ行くことを考えたが風向きを考えるとかなり厳しいと言えるだろう。トクさんも大島は風が吹いていると言うのでツバメが多いヤイタイ崎へ入ることを決断した。ヤイタイ崎の西側は風裏で無風、しかしライズは見られない。私はヤイタイ崎側、ムラさんはホテル側で釣り始めた。数投目にバイトがあった。ムラさんにその話を告げると同じタイミングでムラさんのロッドが弧を描いた。ヒットだ。二本目もムラさんだった。これは結構な大物らしくラインが出て行きティップが震えているのが判った。ランディングしてサイズを測ると50アップだった。そして僕にもヒット。かなり強い感じがしたので、リールにラインを巻き込んだ。ランディングしてサイズを測った。48cmだった。体感的には50アップだろうと思っていたのだが、残念。

その後も二人で順調に釣り続けた。決して爆釣ではないが適度なインターバルで釣れた。そしてどのアメマスも強く太い個体だった。釣れている間もツバメは低空飛行をするもの、島の上空を旋回しているものがいて、かなりの虫が羽化しては飛んでいたのだろうと思う。

マスのあたりはごく小さくて乗らないものが数多くあったから、マスの数は相当居たと思われる。何せ初期のときよりも当たりが小さい上に、棚の層が絞り込めないのだ。これは底と湖面を行き来しているからなのだろうか。早めのリトリーブが良い場合もあるし遅いほうが良い場合もあった。複雑な釣だった。

結局午前で僕は10本のマスを釣って休憩にした。おそらく釣り続けていればもう少し釣れた数が増えたことだろう。ムラさんも50アップを数本釣っていて、昼には隣でお湯を沸かしてくれた。今日のマスは強くて、春先のマスの数倍ファイトする。徹夜明けの体には適度な休憩が必要なのだ。

昼食後は新たなリトリーブを取り入れたチャレンジをした。今回は非常に中途半端なリトリーブスピードが要求される釣だった。水温が低くて活性が鈍いときでもワカサギなどのスイミング系の場合にはかなり高速なリトリーブも効果的だったし、底にいるうきごりスカッドにはスローなリトリーブが効果的だった。しかし今回はワカサギがベイトなのだが泳層の幅が広いうえに、その速度が計り知れなかった。はじめは普通のリトリーブでも十分食いついてきたのだが、途中からはフライの周りをまと割りつくような「遊ぶ」感じが付きまとって、なかなかフッキングに持ち込めなかった。極ショートバイトはあるがフッキングしないという、何とも「じれったい」釣が続いていた。

シングルハンドのリトリーブ時の「繋ぎ」がどうも反応を悪くさせている理由に思えた。そこで後半からはダブルハンドリトリーブで、フライのストップをなくして、スムーズな泳ぎを演出してみた。するとどうだろう、マスの反応は良く、連続してバイトしてくる。ロッドホールド不足でばれたもの以外に3連続で50弱をヒットした。キャスト後、カウントダウン、小脇にダブルハンドのグリップを抱える。ロッドティップを軽く水面につける。リトリーブは同じスピードを維持するように引いてくる。あたりがあってもラインを引いて完全に乗ったらロッドをホールドして立てる。

今回はラインバスケットがなかったので、ラインが絡みやすくなったことが欠点といえるものだったが、それ以外は概ね良好な結果だった。またシングルハンドでの左肩や腕の負担は相当なものだったと思うが、このダブルハンドリトリーブはその負担も軽減してくれるので、疲労も少ないように思う。ソルトウォーターでの使用率が高いこのリトリーブも止水でも十分使えるテクニックだと感じた。

結局2時過ぎからは群が去ったのかバイトも少なくなって、釣れたのはウグイだけだった。キャストが出来るヤイタイ島のポイントはすべて回ったが、結局アメマスからのコンタクトはなかった。ヤイタイの曲がり角に徒歩で来ていたグループも姿を消した。夕マズメの時間帯も気にはなったがモンカゲなどのハッチはあったとしてもマスが食うことはないような気がした。ムラさんと相談の上、少し早いがフィッシングランドへ迎えの電話を入れた。