5月のFlyFishing

05月26日 FlyFishing in Lake Akan

 

 

Today'sFishingData

 

使用ロッド: K-bullet 12.6f 6-4P
   
   
使用ライン: ST9T2&WF6ShortHeadSpy
リーダーティペット: 12f 3X /4X
フライ: BHOM8#10# /Special

阿寒湖の個人的method

しばしば雑誌などで取り上げられるmethod・・その場所に応じた、その釣り人に応じた釣のベストな方法・・と言う存在。もちろんその目的はたくさんの鱒を、大きな鱒を釣る為の方法と言うことになる。釣り人は自分の経験から自分なりのmethodを身に着けて自分の釣を進化させてゆく。経験値が多ければ、それだけそのmethodも多く持ち合わせて、どのような状況にも対応できるようになる。

阿寒湖にも、おそらくは阿寒湖に通っている釣り人の数だけmethodは存在するのだろう。釣業界でも有名な釣り人が毎年大勢やってきては、その経験からたくさんの技術やフライを紹介したり教室を行なっては、指導もしている。このような機会に参加できる方は、どんどん参加して自分の技術を進化させてゆくと良いだろう。釣に関しては阿寒湖だって河口湖だってそう、大きな違いはないだろうし、タックルや技術の進歩は、世界各地、同じなのだから、あらゆる状況下で釣りをしている彼らの指導は役に立たないはずはない。

残念ながら私は、これらのスクールで学んだ記憶はない。機会があれば自分のキャスティングやら技術の検証をしたいとは考えている。反面阿寒湖へ通いその経験値を増やすことで、何とか技術をカバーし、少なからず、望む形で鱒を釣っている、と言う自分なりの評価を自分に下しているし、何処の釣場でも阿寒湖で得た自分の技術を活かせているとも思っている。

もっとも阿寒湖でたくさんの大きな鱒を釣ることが出来ればよいのであって、屈斜路湖でたくさんの大きな鱒を釣りたい訳ではないからそれほどメカニカルな内容に言及するつもりもない、ごくごくファジーな理論で頭は埋め尽くされてる(笑)。

 

阿寒湖は鱒の数が桁違いに多い湖です。そして、ほとんどの鱒は適正水温層を回遊してはベイトを捕食していると考えられます。だからこの回遊層に正しくフライを送り込む、と言うことに神経を使うわけです。つまりこれはフライラインとリーダーを使って行なう至極基本的な作業なのです。ただしこれは岸から釣る為の考え方であり、船の上からフローターから岸側を釣るものではありません。

シンキングライン・・・阿寒湖の通常の釣場ポイントは岩盤や砂浜があって、沖目のかけ上がりをトレースしてくる釣です。それほど深い場所はないので、タイプ2からインターまでが使用範囲と考えています。タイプ3タイプ5などを使ってはいけないということでは有りませんが、不要な根係を頻発させてイライラが増えるだけです。

今日のラインシステムはシューティングヘッドのT2の9m、リーダーは9フィート3Xにティペット部分を50cmほどカットして3Xティペットを1.5mほどつけてUVknotシーラーで固定した。フライはビーズヘッドのマラブーテール。

さてココで特に重要視しているポイントがある。それはヘッドがユニフォームシンクと言うことだ。これはラインの沈下角度を一定させたい為の選択だ。キャストされたフライが沈んでゆくときにできればラインの先端から一直線に沈んで欲しい。これはビーズヘッドではないノンウェイトフライを使う場合にさらに重要になる。基本技術としてキャストされたラインからフライまでスラックやねじれや曲がりがあってはいけない。きっちりターンさせて狙った方向に一直線に飛んでゆかなければいけない。またどんな状態でも水面に着水した場合は、ライン引き、一直線になるように修正する。距離が問題なのではなく、沈む方向が大事なのだ。活性がよければ鱒はフォーリング中に食ってくる。このときティペットとフライがラインリーダーに対して直線でなかったり、撓んでいたら、鱒が咥えて反転した方向と合っていなければ、反応の伝達時間は遅れてくる。

フライ自体にウェイトがある場合はフライが自分が泳がせたい層についた時に、ノンウェイトの場合はラインの先端が希望する層についた時がリトリーブの開始となる。もちろんこれはポイントによってカウントダウンと数回のキャストで決めてゆく必要がある。9mのヘッド全体が底をトレースすることはないが、トップガイドからランニングライン、ヘッド、リーダー、ティペットの角度はかなり重要だ。実際にヘッドの沈下速度や角度が判るのであれば、それを描いてゆけばよいだろうが、基本的にはイメージの世界だろうと思う。ウェイトが入ったフライでもノンウェイトでも泳がせる層が一定であることを意識する必要がある。私の場合は概ね15度くらいの角度を意識している。ロッドティップを空に向けてリトリーブする人はいないだろうが、角度を大きくするとフライは水面上へ上がろうとする。ロッドティップを水面下に入れるのは角度を殺すことを目的としていることは周知のことだ。

以前はビーズヘッド専門の私だったが、今はノンウェイトフライも使う。これはべた底をトレースするときにウェイトフライでは根係が頻発するからだ。ノンウェイトフライを湖底から少し上の層で泳がせて使うことで根係の回避と底の鱒へアピールする為に、今ではフローティングリーダの使用を試験している。極端なイメージでいけば、フライラインの先端を基点に広角V時になるようにするのだ。現実的には水面下でV字になることはないが、フライは底から数十センチ上を泳ぐはずだ。

これらに注意すれば、鱒からのコンタクトは増えてくる。一度ヒットするゾーンを見つけてしまえば、あとはそこを同じように攻めるだけだ。懸命な釣り人ならわかるだろうが、全てこれらは「基本」なのだ。何処の釣場でもどんな止水でも、正しいキャストをして、その沈めるルーティンを守ること。これが追い風、向かい風、ベタナギ、白波、いかなる条件下でも行なえることが私の阿寒湖methodなのだ。


より確実な釣果を上げる方法はまだまだある。その一つが気象状況を良く知ることだ。強風、低気温、高波など、釣りにならない条件は別としても最低限下記のことくらいには気を使う必要がある。

2日前から今日1日、午前、午後までの風向きや強さを調べよう。水温の高低差が顕著になれば、風向き以外にも鱒をばらつかせる要因は出るだろうが、今時期の鱒の居場所は阿寒湖のように狭い湖の場合は容易に特定できるはずだ。

北岸から吹く風は大島やボッケ側に鱒を集めるし、ボッケ側から吹く風は鱒を北岸へ集める。フィッシングランドで聞く、昨日の釣果を判断材料にしても良いのだが、やはり前日夜半に吹いた風はベイトを運び、そこに鱒も集める。中心であるワカサギが産卵遡上する小河川が近くにあればその周辺はポイントになる。

この画像はワカサギの産卵遡上河川だ。湖岸を歩いていると多くの小河川で見られる。もちろん雪解けで出来た川は別にしてだ。

黒く群れているのがワカサギ、ものすごい数で、水中を写すと

やはりこの時期はこれをおいて鱒のベイトはいないだろうと思う。良く使われるワカサギドライだが、これは諸条件によって瀕死状態のワカサギが漂い、それが捕食される時に使われる。ただし今時期は鱒も、元気に群で泳ぐワカサギを追いまわしているので水面下をアピールさせて攻める方が効果的だ。

この釣り方は正直なところシーズンを通して有効だ。なぜならワカサギは通年を通して阿寒湖のアメマスのベイトなのだから。ミッジのときもモンカゲ時期も、狙ったフライで釣れない場合に試してみる価値はあると思う。もちろんシーズン色の強い釣り方で狙って坊主もやむなし、と言うのも潔く私は好きだが、やはり阿寒湖に立つ以上は大きく強い阿寒湖のアメマスを釣りたい、願う方がほとんどだろう。

さて22日に目撃された熊だが、二日後にも現れるなど目撃機会も増えてくることが予測されるが、くれぐれも熊を刺激するような行動だけは避けて欲しい。熊が逃げるから安心だということはない。人馴れしてしまった熊は容易に山へ戻らなくなる。そうなるとこれは熊にとっても人にとっても良い結果は残らない。荷物の取り扱いや食べ物の始末、こういった基本は言うに及ばず、鈴や鉈、スプレー、心の準備はして欲しい。

右側の枯れた葦場に熊がいたとすれば、ココは皆が休んだり、荷物を置いたりする場所だ。もちろんココに続く林道は要注意。しばらくは徒歩による釣場へのアクセスは避けたほうが賢明だろう。