12月のFlyFishing

12月10日 庶路川のFlyFishing

 

Today'sFishingData

 

使用ロッド:Orvis PM10 8.6f6番4P
使用ライン:WF6F
リーダーティぺト: 3X12f+4X6f
フライ:オリジナルビーズヘッドマラブーストリーマー各サイズ各色


日が昇らぬ早朝に目を覚まして、おずおずと準備をして、いざ釣場へ・・・5月の頃が懐かしいと感じる今日この頃。6時、いつものように携帯のアラームがなって、ゆっくり目を覚ました。もうしばらくは布団のぬくもりを感じていることが出来る。7時、のんびりと着替えてコーヒーを飲んで、サンドイッチを食べる。エンジンをかけてようやく出発したのが、8時近く。それでも釣場へは一番乗りだ。広い河原には鹿の足跡とトンビかカラスの足跡がついているだけ。木上から大きな影が舞った。オオワシが白い尾翼をのばして飛び去って行った。

準備をしている指先がジンジンと冷え込んでゆくのがはっきりと判る。冷え切ったリールのアルミに指先が張り付きそうだった。きっと数回のキャストでラインやガイドは凍りつくに違いない・・・それだけ心の準備が出来ているのであれば、焦ることもないし、ロッドやガイドに罵声を浴びせてイラツクこともないだろう(笑)

中庶路の橋から降ってみようと思った。この川へくるのは2回目で、前回は上庶路近くのブロック付近で釣をしたのだが、元気の良い、赤い尾鰭の鱒が釣れた。サイズはともかくとしても、新しい川は新しい発見があって楽しい。私は藪漕ぎが苦手なために、こういう葉が落ちた木立や茶色くなったイタドリの間を歩くのが好きだ。白く雪化粧した河原も歩きやすくて、見たくもないゴミが見えないのもうれしい。

カメラを構えてゆっくりと河原を下流へと歩く。アメマスが溜まっていそうな大きな淵を見つけた。瀬が岸にぶち当たって深いよどみがあって、壊れかけた護岸の下にはアメマスが群れを成しているだろう。そう思うと足取りも少しだけ速くなった。気がかりなのは薄く張った氷が流れていることか。この氷は下流へ運ばれては河口付近に堆積して厚い氷の層を作ってゆく。河口は流れが止まって大きなスケートリンクのようになるのだ。

この時期は瀬に入っているアメマスは少なく、もっぱらインジケーターを使ったルースニングになる。そしてフライはエッグを使う釣り人が多いが私は、あのフライだけは使う気にはなれない。通常のフライ自体が擬似餌に近いものだが、フライにリアルなイメージを持たせたいとは思わないのだ。視覚的にはウェットフライの美しさ、水の中ではストリーマーのアクションが好きなのだ。もっともチャートリュースの自然にはあり得ない色合はどう見てもエッグのイメージとダブってしまう。作っていると「何だエッグジャン」と苦笑してしまうけどね。

ロッドの先のラインはまるで3番手上のラインを乗せているような感じでギクシャクとしたキャスティングとなってしまった。フライもインジケーターも、ティペットリーダーもラインも全てが凍り付いている。ガイドは5キャストに1回は氷を取り除かないと固まってしまう。フライはまるで小さなプラスティックミノーのようになって水中ではユラユラしているのか不安になるくらい。

最初の5本くらいは簡単に反応してくれたが、それ以後、反応が鈍くなる。またフライを替えたときだけ反応するが、それ以後はまたピタッとあたりすらなくなる。まぁこの時期の釣に釣果やサイズは望んでいないし、鱒とのコンタクトがあればそれだけで良いとしよう。氷の上でぶるぶる震えるような動きのアメマスを1本だけ画像にした。

さてこれで川の釣り終了を宣言しよう。音別川の河口にもすでに氷の使者は顔を出している。結氷までにはそう時間もかからないだろう。島牧方面ではボチボチ釣果も聞かれて、しょっぱい釣が始まったようだ。