10月のFlyFishing

10月21日 道東の湖と音別川河口のアメマス釣

FishingData

河口&湖

使用ロッド:Orvis TLS 12.6f7番3P
使用ライン:WF7F
リーダーティぺト: 3X12f+3X5f
フライ:オリジナルビーズヘッドマラブーストリーマー8番&12番

使用ロッド:Orvis PM10 9f5番4P
使用ライン:WF5F
リーダーティぺト: 4X12f+5X5f
フライ:オリジナルビーズヘッドマラブーストリーマー10番


強い風が吹いている、2トンを越すボディを捻じ曲げるような風だ。携帯の天気予報では白糠周辺が7m/sこれから向かうところは2m/s・・・悩むことはなかった。一目散に暗い道を走り抜けた。

遅い夜明けは待つ身を不安にさせる。海からの強い風音が車中にこだましているからだ。再び携帯の天気予報を見る。共に7m/s・・・河口に近いココは実際には10m/s位なのだろうなぁ

強い風の中、頭の良くない釣師は準備をして、比較的風の影響の少ない・・背後からの風になる流れ出しへ向かった。ダブルハンドから放たれたラインも、狙った地点とは大きく違うところに落ちては流される。リトリーブされたラインもバスケットに治まる気配はない。ダメも元で最も魚影が濃いだろうと思われる岬方面へ向かった。左顔面に強烈な風が当たる。フードも脱がされ、潮の混じった冷たい風が頬を打つ。”よくやるよ”全くである。

何とかラインを出して右45度方向へキャストはしたが、フライが落ちたのはほぼ90度方向だった。一応はカウントダウンして粗いリトリーブをはじめた。予期しないことにラインがテンションを感じた。ロッドを引き上げるとアメマス独特の首振りバイブレーション。粗ぶる波間に浮かんできたのは40くらいのアメマスだった。喜んだのもつかの間、波に緩んだラインの先からアメマスは消えていった。次に備えて振りはじめては見たものの、相変わらず吹き荒れる強風はわずかにが膨らんだ期待感も数秒後には打ち消してゆくのだった。

早々とこの地での釣りは諦めて、今朝ほど走ってきた120kmを戻る釣師に、ラジオが告げる「釧路に強風警報が出ました、瞬間風速15m/sです」・・・はたして釣師は大丈夫?


確かに釧路市内はすごい風だったが、白糠周辺は7m/s位で、音別でも同じような感じだった。河口は早々諦めて風の影響の少ない上流へ向かった。道すがら見えるポイント周辺はどこも車だらけだった。茶安別橋下流にも3台の車が刺さっていた。幸いなことにいつもの瀬には人影はない。正直に言えばこのところ、Flyの釣師が何人入っていても、気分的には焦りはない(笑) 凄腕のルアー釣師以外はココには入らないからね。もっともこのサイトを見ている釣師は「知っているよ」と言うかもしれないけれどね。

この釣の楽しみは、なんと言ってもドキドキ感だね。瀬の中のどの部分にアメマスがついているかの予測と鱒自体を見つける所謂サイトフィッシングの楽しみ。キャストした後に一度目はラインを流れ通りに流して、あたりをとる。二度目は小刻みなリトリーブを繰り返してポイントへフライを通す。岸際、沈み石付近は特に要注意で、ここで出た場合は、全く誰もフライを流していない、と言うことになる。

そして今日も、いきなり瀬の入り口でヒット・・今朝も誰も流していないと言うことだ(笑)

しかし、今日は立て続けに3本ばらしてしまった。サイズが大きそうなのは1本だけで後は小物の感じだったが、バイトが小さい・・相当に攻められているのだろうか、食いが浅い感じがする。3xティペットを追加してフライを結びなおし、いつもの大物ポイントへキャストした。送り込むように流して、左でラインを手繰った。重い当たりと同時に瀬が割れた。大きな尻尾が暴れた。二度目の合わせを入れてラインをリールに巻き込んだ。瀬の中を上っては止まりを繰り返す。色はついているものの見事な体躯のアメマスだった。画像に収めてリリースした時に、下流に3名のフライ釣師が見えた。

その後、同じ流れで3本のアメマスを出し、3本をばらした。下流で釣り始めた釣師が動かないので同じ瀬を2回釣降ってみたが、ムダだった(笑)

降り始めた雨に追い出されるように下流へと移動した。ココには釣師の姿はなかった。おそらくはすでに移動したのだろう。溜りそうなポイントをルースニングではなく、上から流す。活性の良い個体は食ってくる、がサイズ数共に少ない。下流へと移動しながら、瀬中心に攻めた。サイズはともかくとして、数は出てくる。若く、銀色のアメマスは反応するが、大きな産卵個体はほとんどが無反応だった。それで良いのだ。

風が弱くなった3時、河口へと入った。釣師はルアー師が1名のみ。着替えて上流側へ入った。ライズは散発だが、体全体を見せての”釣れないライズ”が対岸側で起きている。ダブルハンドにフローティングラインを乗せて、岸際の草の上からライズ方向へキャストを始めた。水色は良くないが、水深は見通せる。ライズの上方3mくらいへフライを落して沈ませ、ターンする頃にソフトなリトリーブを行う。何事もなくラインとフライは流れてゆく、その間にライズは定期的に同じ場所で行われているのだ。10回ほどのキャスト後にフライのサイズを群れなすウグイの稚魚3cmに合わせ、8番のフライの下50cmに繋ぎ”群れ”を作った。表層を漂わせてソフトにラインを手繰る。グッグッグーンとラインを引かれた。ティップを上げて大きくあわせる。首を大きく振るアメマスのバイブレーションは、結構なサイズであると告げている。

岸際に横たわったのは60を少し超えるアメマスだが、体は大きな傷もあり決して綺麗なものではなかった。産卵に参加したオスなのだろう、大きく曲がった鼻と幾分白くなった体が印象的だった。慎重に体を支えて静かにリリースをした。西に傾いた太陽はすでにオレンジ色に染まっていた。

 

実は翌日も夕方にこそっと河口へ(笑)

Fly釣師が1名ルアー釣師が1名、今週はあまり人気がない・・と言うよりもこの風では人は来ないよね(笑) ライズは散発なのは昨日と同じ、10回流しても反応ないのも、同じ。じゃぁそろそろ釣れるかもねと言っていたら、本当にヒット、暴れた尾鰭は半端じゃない大きさ、ものすご〜く期待したのだけれど、合わせを入れないままラインをリールに巻きこんだのが間違い。あっと言う間に、ラインはテンションを失った・・大きかったよなぁ〜

その後、先ほどのFly釣師が1本キャッチしたが、それ以外は全く当たりもなければライズも減り続けて、日没となった。

 

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