8月のFlyFishing
8月27日知床相泊周辺でオショロコマ
川
気温:26度、水温:?度
使用ロッド:Orvis8f4#TightLoop
使用ライン:DT4F
リーダーティペット:12f5X
フライ:EHC14番 &ブラックハンピー14番
海
気温:26度水温:?度
使用ロッドIzach:mastersalmon14f 9‐10
使用ライン:WF10F
リーダーティペット:9f0x
フライ:カラフトフライ赤
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知床でカラフトマスを狙うのは初めてだ。もともとアキアジは一昨年、カラフトにしても昨年、本格的に狙い始めた、言わば”初心者”なのだ。釣仲間がお盆と今週知床に入っているが、やはり下馬評どおりに”不振”ということだった。190kmの間に何度も睡魔に襲われて、結局中標津で仮眠、早朝に羅臼へ入った。道の駅には沢山の睡眠車両があって、全てがカラフトとは言わないが、まだまだインシーズンであると感じた。
4時明るくなってから・・・この時点で初心者だとわかるよね(笑)・・・海岸線を相泊方向へゆっくりと流す。河口規制があるところ以外、河川が流れ込んでいるところ全てがポイント。そしてすべての流れ込みには数名の浮釣師が並んでいた。河川にだけではなく真水が流れ込んでいるところはすべてチェックしたが、群れやボイルは確認できなかった。瀬石温泉、相泊温泉を抜けて、行き止まりの相泊へ到着した。漁港の隣に入っている流れ込みがポイントだ。

河口には4名の釣り人が竿を振っていた。30分ほど見ていたが当たりもなければボイルもない。結局カメラ片手に海岸線を歩いてみた。番屋が並ぶ岩の道を進んでゆくと再び川に出る。そこにも数名の釣り人がいたので話を聞くと”不調”とのことだった。空から雨粒が落ちてきたので、車へ戻った。釣り人も雨を避けるように、釣をやめていた。一応着たのだからと、誰もいなくなった海辺でダブルハンドを振ってはみたが、何事もなく戻ってくるフライの泳ぎをチェックしているような1時間だった。
昆布浜の流れ込みにいた釣人と話をしたが、この数日全体的に不調だと話していた。今朝も地元の釣師が来て1本上げた以外は誰もヒットしていないとのことだった。帰ると言う釣り人と別れて、知円別の漁港へ流れる川でオショロコマを狙った。20cmから10cmくらいのドギツイ色の極寒の鱒は面白いようにフライを食ってくる。たとえフライが何であれ、どんなサイズであれ、浮かんでいようが沈んでいようが、執拗に貧欲にアタックしてくる。これだけ豊かな自然環境であっても、この鱒が大きく成長するには不適合な厳しい環境なのだと、改めて感じた。

本来自然は過酷なものであり、厳しさゆえに人の侵入を阻んできた。だが人間は知力を持て分け入ってゆく。こうして自然は徐々に本来の姿を失ってゆく。自然界にとって一番の脅威は人間なのである。ダムがあろうがなかろうが、遡上自体が難しい環境において、上流へ行くこと自体が厳しい。そこへ持ってきて幾段ものコンクリートを埋め込んでゆくのだから、ますます生育環境は悪くなる。成長の遅い鱒であれば、なおのことその影響は顕著だ。今なお生き残っているのは釣(食)の対称となっていなかった、と言うこともありうる訳だ。

このキツイ色彩はどうして備わったのだろう。オレンジの色あいはイワナの幼魚にもあるから不思議ではないが、鰭の朱赤と白いティップ、赤紫の斑紋、そして何よりも黒っぽい体色。海へ入る個体は別な特色を持つのだろうが、一生を河川で過ごす個体は、総じて同じような特徴なのだろう。そしてこの鱒を釣ることの意味、それはあたかも、はるか原始の鱒の末裔と対面しているような感覚、とでも言うのだろうか。
そんな思いはともかく、カラフト狙いの釣師としては何とか1本でも姿は見たいもので、群れが一時的にでも入った、昆布浜へ戻った。すでに釣り人の姿はなく、貸しきり状態の岩の上からキャストをはじめた。1時間過ぎて帰り支度をはじめたら、いつしか釣り人が増えていて、そのうちの一人のロッドが大きく曲がっている。”群れがきているよ”と言う声で海を見ると確かにざわめいている。慌ててタックルを準備して、釣り始めた。右から入ってきた群れはそのまま左へ移動している。私の入った場所からは群れの尻尾を狙っているような感じだ。鼻先へルアーを通している釣り人のロッドが再び曲がった。結局30分そこそこの間に群れは過ぎて行った。ルアーの釣り人は二人で5本ほどキャッチしていた。
とまぁ〜、こうして私のカラフトツアーは終わりを告げた。他人が釣ったものながら、小ぶりだがギンピカの魚体を見ることは出来たし、一応ボイルの真っ只中へフライを通すことが出来たエキサイティングな数分を味わえた。これは素直に嬉しい。
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