8月のFlyFishing
8月13日阿寒湖の釣・・フローターフィッシング
FishingData
気温:22度水温:20度
使用ロッド:OrvisTLS12.6f7番&OrvisHLS7番4P
使用ライン:ST8F12m&WF7F
リーダーティペット:12f4x+5x6f
フライ:OBHM8番&ワカサギドライ(シリスキンバージョン) |
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阿寒湖の朝は靄に包まれていた。雄阿寒岳も湖面も見通すことは出来ない。フィッシングランド前の駐車場で、釣師は黙々と船に空気を送り込んでいる。うっすらと額に汗が浮かぶ。5時、面々が仕事に集まってくる。尻駒別へ運んでもらった。船から見る尻駒別は、その景色もさることながら、岸から見るとは大違いで、枯れかけている梅花藻が密生していて、釣るポイントなどは見つからないように感じてしまう。ライズもなくて多少の不安を持ったまま岸に下りた。一通り装備を身につけて沖を見ると梅花藻の中でライズが二つ起こった。なんとか届く範囲のライズだ。7番のダブルハンドにシューティングヘッドを載せてキャストを始めた。もちろん背中にはアブよけの赤い蚊取り線香が”森の香り”を撒き散らしている

二投目にわずかなあたりを感じたのだが、梅花藻にかかったものなのか魚が咥えたものかは判らない。数等目にライズと重なった地点へフライが落ちた。静かにリトリーブすると、重い手ごたえが・・ヒットだ。アメマス特有の”引き”ではないところを見ると虹鱒かウグイか(笑)意に反して上がってきたのは放流間もないイトウだった。上体は丸く太いイトウだが下半身は痩せて欠損した鰭も痛ましい姿だった。
気を取り直して再びライズへと向かう。こちらのライズは結構大きめな感じがする。もしかすると鯉なのだろうか。ライズの幅は定期的なので、ポイントもわかり易い。梅花藻に寄せ合うわかさぎを食っているのだろう。ライズ地点へキャストしてから数秒間沈めてソフトにリトリーブ。1mほど引いたところで、ガッガッガッと言う反応があった。ロッドを大きくあわせた。鱒は下へ潜り込むと左右へ走った。突き刺さったラインとは違う方向で鱒はジャンプした。虹鱒だった。15mほど先で数度のジャンプをして再び潜り込んだ。ラインをリールに巻き込んでじっくりと待った。慎重と言うのではない、この鱒をランディングすることは目標ではないからだ。何度も書いているので判っていただけると思うが、私はこの鱒を釣りたいと願ったことはない。おそらく同じようなサイズのアメマスであれば、相当慎重にやり取りするだろうが。

ただ過去に阿寒湖で釣った虹鱒に比べファイトはかなり強い。これほどたくさんのジャンプを見せてくれる虹鱒はいなかった。数分後にネットインした虹鱒は60を少し切る魚体で尾鰭に若干の欠損が見られるドナルドソン系の顔の大きな個体だった。桶屋氏が言う”秋の強い虹鱒”とはこれ以上なのだろうか、いかほどの強さなのだろうとも思った。お世辞にもこのタイプの虹鱒の姿はすばらしいとは思わないが、数年後、増えてくるステール系、砲弾型はこの湖の資質から考えると期待感はあるだろうなぁとも感じた。余談だが鰭の欠損が目立つ個体も湖で回復すると言われているが、正直なところこれはあまり期待できない。大型個体であれば欠損が回復するには数年かかる。放流虹鱒の寿命はそれほど長くはない。きれいな鰭を持つ個体を飼育するには、放流する以前の管理体制を見直す必要がある。コンクリート底のプールで密度の高い飼育をしている個体群の鰭は回復しないものだと、養魚場で聞いたことがある。早くから識別して、専用のプールへ移す工夫などで、鰭の欠損は防げるとも聞いた。そういった固体を入れている管理釣場は近頃増えている。阿寒湖でもこのような飼育体制を確立して欲しいものだ。
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