8月のFlyFishing

8月12日 空知川本流のFlyFishing・・サマーフィッシング

FishingData

気温:26度、水温:不明度
使用ロッド:Orvis8f4#TightLoop
使用ライン:DT4F
リーダーティペット: 12f5X+6.5X8f
フライ:EHC14番 &CDCカディス14番16番


夏には夏の釣り方がある阿寒湖。はたしてそんなものがあるのか?多少の疑問を抱えながらも東を目指す釣師。ちょっとその前にやり残していること・・もちろん釣だが、とある本流のアメマス釣を”指定のポイントで”やり遂げたい。つまりは釣り上げたい、と言うわけだ。




日が傾きだした4時、支度をして川へ入る。虫除けの蚊取り線香は例の強力な赤。腰に鉈を差して鈴をつけ、そして蚊取り線香。白いハットをかぶって流れに立つ。まさに夏の釣そのものではないか。果たしてこの蚊取り線香アブには効果があるのだろうか。しかしこの強烈な匂いは釣師のほうが先に参ってしまうのではないかぁ。


前回よりはかなり水量が少なく、歩きやすい川となっている。中ほどまで立ち込んでも足がすくわれることはなさそうだ。首から提げたデジタル一眼をチェストハイの中にしまい込んで入るが、水没はいやだもの。目指すポイントは瀬が始まる少し上の木が茂った場所。壊れた護岸と木の間には大きく崩れた穴があり、その下は空洞になっていて、アメマスはココで網を広げているのだろう。時折だが岸からわずかな所で控えめなライズがある。それも3列で。



使うロッドは新型のOrvisSuperFineTightLoop4番8フィート。前回も使ったのだが、以前のタイプよりは明らかに軽くてTopが強い。この強さに関しては好みの問題だと思うが、私は嫌いじゃない。もちろんマルチピース特有のMIDフレックスの曲がりも好きだったが、今回のは現代的とでも言うのか、鱒をかけてからが楽しいロッドになっているように思う。カーボンらしいロッドでもある。背中の木々に数回フライをかけたが、ほとんどの場合は回収できた。後の障害物にラインが触れたことを感知すると同時に、キャストを終了させることが、このロッドでは出来る。反発を最小限に留めているのだろうか。

 

上流側に回り込みダウンクロス気味に低くキャストする。全長で18フィートくらいのリーダーティペットは決して伸びきった上体では落さない。フライ側のティペットを曲げてグニャグニャに落したほうが、流れることは防げ、鱒が咥えてくれる時間が増える。着水と同時にロッドティップを持ち上げてメンディングを施しリーダーが流れるのを待つ。アメマスは普通にゆっくりと咥える。そっとティップを持ち上げてフッキングすると鱒は一瞬下流へと流れたがすぐに岸へ戻るとする。尺には届かないが夏のイワナ風情のアメマスが足元へ寄ってきた。


二つ目のライズはもっと神経質そうだった。エグレの中で流れてくる虫をそっと咥えているようなライズ。フライを16番のCDCカディスへと替える。放たれたラインの先ではグチャッとしたティペットがゆっくりと解き放たれてゆく。鱒がフライを咥えた・・かに見えたがフライは小さなしぶきの中から静かに流れて行った。”食べなかったなぁ”二度三度と流してもアメマスがフライに反応することはなかった。


最後のライズが一番の大物のようだ。ライズの回数が最も少なく、揺らめくような波紋が広がる。フライを14番のCDCカディスに替えた。普通のエルクでは出ない神経質なライズにもシルエットが小さくて咥える抵抗の少ないこのパターンは効果的だと信じている。二回三回と流してもフライに反応はしなかった。4回目が流れてフライボックスへ目をやった。”やはり16番かなぁ”ポイントから流れて岸から1mほど離れたところで、大きな飛翔と音が出た。不意に目を上げてロッドを上げた。一瞬のテンションは明らかに大型であると告げていたが、数秒後にはロッドティップは空を向いていた。14番のカディスは消えていた。
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