6月のFlyFishing  阿寒湖のFlyFishing

6月3日 阿寒湖FlyFishing 巨大ユスリカの釣

FishingData

気温: 15度 /水温: 10度

使用ロッド: K-Bllet12F6番

使用ライン:  ST8F

リーダーティペット: 12f3X+4X6f

フライ: オリジナルビーズヘッドマラブーオリーブ&ブラック#10、ミッジ12番、ワカサギドライ、サケチー


5月も終盤になると湖面には無数のユスリカとその抜け殻が流れ出す。青い湖の潮目に沿って流れる浮遊物はさながら天の川のように揺らめいて伸びてゆく。



岸で休んでいるとウェーダーの足元から胸元までユスリカが歩きまわり、首筋や頬を歩き出す。刺すわけではないが気分的によろしくない。そんなユスリカはアメマスの大好物なのだそうだ。美味しい順番ならワカサギ、モンカゲ、ユスリカだろうと勝手に人間的な嗜好で順位付けできるが、鱒的嗜好は反対なのかも知れない。シーズンを通して食べられているのはワカサギ、つまりはご飯みたいなものだ。モンカゲは時々食べる握り寿司で、ラーメンにあたるのがユスリカなのではないか。庶民の味は人も鱒も大好物なのである(笑)

勝手なことを書いたが、本題はそうではない。何を隠そうこのミッジの出始めの頃が最も釣師を悩ませる時期なのだ。鱒の捕食対称は、軽いゆえに風などで簡単に流れてしまう。羽化の数も流下の数も半端ではない、塊と化した大量のベイトと共にアメマスも移動する、そして風に翻弄されて分散してしまう。昨日の夕方はヤイタイ島南岸に大量に溜まっていたが、一夜空けるともぬけの殻。翌朝には大島の東海岸には無数のシャックとアメマス、などということが頻繁に起きる。



泣き悔しがるのは釣師ばかりではない、案内するフィッシングランドの面々にとっても頭の痛い時期なのである。何年もこの地で釣りをしている面々にしても悩むのであるから、1年に数度の釣行の私たちにっては、もはや諦めの対象、運が良けりゃ爆釣、外れりゃ坊主、なんともわかり易い話だ(笑)

唯一手がかりがあるとすれば、それは風向きと気温だ。前日が6月後半並みの気温で暖かく、南風が1日中吹いていれば、翌日には恩根内やイシカラには無数のシャックが流れ着いているだろうし、早朝のアメマスのお食事タイムには良い釣ができるだろう。日中はゆっくりとしたライズフォームの中でしっかりと鱒をセレクトした釣ができるだろう。そして夕方、再びアメマスのディナータイムは夢のような釣に遭遇できるかもしれない。



しかし前日が4月初期並みの気温で、西風が強く、夜には北西風に変わってしまえば、アメマスは手の届かない雄阿寒岳のふもとの岩場でゆっくりと過ごすだろう。時折はより新鮮な餌を求めて沖の溜りまで遠征はするかも知れないが、釣師の相手はしてくれそうもない。雨が活性を誘う場合もあるが、冷たい雨は、活性を低くすることも有る。

今回がそうだったかもしれないし、また違う理由で私たちの足元へ来なかっただけなのか、真実はアメマスだけが知っている。風とミッジに翻弄される釣、これもまた阿寒湖の魅力のひとつなのかも知れない。悔しさは釣師の活性を促す。

それでも、常連はいつもの場所でしっかりと鱒を釣り上げて、帰ってゆく。



沈める釣はそろそろ終盤を迎えて表層の釣へと変わってゆく。当たり前のことだが渓流釣に適した時期は湖でも鱒は上を向いているのだ。時折だが岸際を回遊する、人造鱒は何のためらいもなくフライに食いついてくる。

 

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