4月のFlyFishing

道東のいくつかの湖 のアメマス釣

FishingData

気温:15度/水温:14度

使用ロッド:KBullt DH 12F 6番 4P

使用ライン: ST8F

リーダーティペット:12f4X3フィートカット+4X6f

フライ:オリジナルビーズヘッドマラブーオリーブ8#10#12#

 


大型の連休が始まる数日前に大型の低気圧がこれまた雨を大量に降らせて、一気に解けた雪とともに河口へ押し流した。車から見る川は何処も水嵩を増した濁流となっていた。今回の目的地は北海道の河口の原風景ともいえる湿原の沼、幸いにして規模の大きくない河川が流入しているだけなので、濁り以外は心配はない。唯一心配なのは今年の好調な釣果と例年よりも大きめのサイズが地域の釣り人の足を運ばせていると言うことだった。相当にすれた手強いアメマスの姿を連想していた。使用するタックルは遠投ように12フィートダブルハンドの6番・・昨今を見ればダブルとは言えない代物だが・・にフローティングヘッドをつけたリールを用意した湖用タックルだ。今年は阿寒湖の初期に使おうと思っているシステムなので、今時期盛んに使っている。

 

 

 

 

釣場から見た流入河川だ。この沼は小さめなので釣場も限られている。早めに入って良い釣座を確保して・・その心配は不要だった。すでにこの沼のピークは去っていて、釣り人は少なかった。 対称はアメマスであり、この地域には虹鱒等と言う外道がいないことも、私ははるばる通う訳でもある。しかし今日はアメマスの反応も今一で、写真を写すことに時間をかけても問題はなかった。


数枚の写真を撮り終えて、数等目で根がかった。失ったフライを結ぼうとしたが、視界に入った釣り人を見て移動を決めた。「どうでした?」首を横に振って駄目だと告げると、「先週は良かったのになぁ〜」と言いつつ釣場へ入っていった。

この景色を見るために、この地を訪ねている釣人は多い。ココだけにとどまらず、周辺にはこれらの北海道海岸の原風景が茫洋と広がっている。人の手は開拓の足跡であり、拒み続けた自然が廃屋を風化させてゆく。

 

久しぶりに上がった気温で湿地周辺の大地が乾燥してゆく。水蒸気が霧を発生させて、海岸からの強風に乗って釣り人を消しこんでゆく。早朝の釣場は穏やかで、鱒の反応も緩やかで、納得行くものではなかった。常々粘ることをしない釣師がこの釣場に6時間以上居座ることなどありえないことなのだ。

潮が上がってきた。突然水面が炸裂しだした。ライズと呼べるものではなく、リトリーブしたラインが手綱のごとく引かれて鱒が暴れるのだ。午前中に釣れた鱒の最大が45cmだったことを考えると、この手ごたえは60近いものだろう。


カウンターはすでに40を超えている。果てなく続くキャストとヒット。はやりココはいつもの沼なのだと改めて心に刻む。今この釣場には私とルアーマンが一人だ。午前から4名のルアーマンが入っているが、みな散発のヒットとサイズの小ささに釣場を後にしている。2名の人と話をしたが、この時期ルアーは厳しいと感じているようだ。使っているルアーは皆スプーンであり底を狙っているようだったが、知人の「壊れた釣師」たちは表層で釣果をあげていると言うことを書いておこう・・と言ってもルアーマンでこのサイトを見ているこの地の人は少ないだろうな。


この風で当然ロングキャストは不可能であるが、釣りポイントはほんの10m先だ。幾重にも流れる潮目の切れ際の深場でアメマスはベイトを待っている。ロールキャストされた8番のフライを執拗に追いかけて岸際で食ってくる。あわせは風上へ水平に引く。ロッドを上げるとすっぽ抜けてしまう。当然ばれる割合も多く、効率が悪い。


この釣り人の前方へキャストしてヒットも彼の足元だ。大型から小型まで群れはさまざまだ。反応は長くは続かない、はやりすれているのだ。数mポイント変えてキャストして、数十分後には、また同じところを攻める。こうして4分ごとに鱒を釣り上げた。

風が突然収まった。いつしか霧も晴れて対岸が見渡せる。ルアーマンはすでに帰ってしまって、釣場には壊れたフライマンが一人、黙々とロッドを振っている。体力的にもすでに終わっているのだが、なにやら予感めいたものがある。すでに60アップは数本出ているので、さらに大きいものが出るのではないか?そう感じているのだ。

 

少し先が出た岬で今までは振っていなかった対岸正面へロングキャストした。着水と同時にラインにテンションを感じた。ラインを引きティップを上げると遠くで飛翔が上がった。巨大な尾鰭が見えた。しかし突然テンションを失ったラインがよれよれと水面に落ちた。

「結構大きかったなぁ」と一人言葉を吐いたが、落ち込むことや残念がることはなかった。「はやりいたか!」と言のは感想だ。消えているフライを再び結びなおして、気合を込めてキャストした。そしてまた同じような躍動感が伝わった。取り替えたティペットには真新しい4xとフライ。多少の大きさでは切れない自信がある。安心して二度目の合わせを入れた。対岸迄行くのではないと言うくらいにランニングラインを引き出して疾走した。少しだけ桜かも、と思ったほどだ。

5分だったのか10分だったのかは、判らない。小川が流れ込んでいる岸に上げるのが一苦労だったが、何とかランディングできた。サイズを計るとジャスト70cmのメスだった。そう考えると先ほどのヒットはペアーのオスなのかもしれない。欲深な釣師は更なる大きさを描いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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